fc2ブログ
こぐまけんぜんの投資の王道(MBA/米国公認会計士)
積立投信中心に運用。都内在住アラフォー(MBA、USCPA)のサラリーマンの投資記録
JPX400関連
DSC_0879.jpg
(JLのLDN便のビジネスクラスの和食の機内食)


少し前の記事で、NISA口座での投資先に関して、「山崎元さんの著作を参考に、
TOPIX連動型上場投資信託に新規投資し、日本株のインデックス割合を増やそう
と考えていたのですが、新指標のJPX日経400連動型の投信も1月下旬以降、市場
投入されるようなので、しばらく様子見かなと考えています。」としていました。

日経平均は代表的な225銘柄の平均で、株価が高い値がさ株の影響
受けやすい。約20%を占めるファーストリテイリングやファナック、ソフト
バンクの上位3銘柄の値動きだけで大きく変動。一方、TOPIXは東証の
全銘柄が対象なので、赤字企業など投資に適さない銘柄が入る
問題あり」

こうした今の指数をカバーするのがJPX400のウリです。
「赤字企業や問題のある企業を排除したうえで、過去3年間の営業利益の合計と、
どのぐらい効率的に利益を上げられたかを示すROE(自己資本利益率)、
時価総額の3つの指標
で成績の良い400銘柄を選出」


鳴り物入り?でタイミングもNISAスタートにほぼ合う感じで、さぞや新規に投資を
始めた人の注目を集めたんだろうなあと考えていたのですが(私はこういう一時的な
ブームに周りに流されて乗るのは負けパターンだと思うので様子見でした)、
下記、個人の方のブログの記事を拝見し、確かになあと思いました。
http://fp-toushi.blogspot.jp/2013/12/jpx400.html

=以下、抜粋して引用=
全般の状況から考えると「JPX日経400銘柄」は買いだと思います。

でも今から買う人、NISA口座で年明けに買う人は・・・ときすでに遅し!。
プロたちはこれから買いに来る「カモネギさん」を虎視眈々と待っているのです。

ましてや、JPX日経400のインデックス投信を買わされる人は最後にやってくる
「カモネギさん」となりますから「アホ」以外のなにものでもありません。

今回と同様なことは、2000年の日経225の銘柄入れ替えで既に実証されています。

あらかじめインデックスファンドで買われる銘柄(売られる銘柄)が分かっているなら、
プロたちは当然先回りをしています。
=====

下記1月中旬から足元のJPX400の推移です。
1/22の最高値から10%超も下落し、でもここにきて反発という感じ。

chart21.gif

ここからが日本の優良企業(JPX400に選定されたという意味で)の底力をどう見るかですが、

下記の記事を見ると、ひふみ投信の藤野さんは日本企業に強気のようですね。
(JPX400自体はつまらない会社ということで注目されていないようですが)

アベノミクスが始まる前、「失われた10年」とも言われた2002年12月~2012年12月の
10年間でさえ、株価が上昇していた会社は全体の70%近くもあります。そしてその70%
の会社の株価上昇率は平均で2倍です。営業利益も2倍、従業員の数も倍になっています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38271?page=4

いい機会なので、山崎元さんにJPX400についてお聞きしたら
「JPX400は一銘柄の上限を1.5%で切った「アンチ・トヨタ指数」になっている点などに
面白みがありますが、入れ替え時に、新たに高ROEになった銘柄が入ってくると、株価が
高くなった銘柄を組み入れる確率が高くなってしまう心配
がある。」
とのことでした。

内藤さんは下記、見方をされているそうです。
「日本株のインデックスとしてはJPX400は有望だと思いますが、投資するETFの流動性が
気になります。ETFは流動性が重要になりますが、特に設定されたばかりの商品は流動性が
問題になるケースが多い
ので東証から出ている公開データでご確認されることをお勧め
いたします。しばらくは様子を見て、最終判断をするのが良いと思います。」


過去3年のデータを使うという性質上、株価のピークを過ぎた銘柄も組み入れられ、採用
されるのは過去の業績が良かった銘柄で、今後業績が良くなる見込みの銘柄ではないとの
指摘もあり。

また、構成銘柄の多くはすでにかなり買われており、足元ではやや買いにくい状態との
見解もあるが、新指数では、毎年8月に銘柄の入れ替えを行うので、基準から外れた銘柄を
除外したり、新たに基準を満たした銘柄を組み入れることのも戦略。
 

ということで、ぼちぼちJPX400も最初の浮かれたブームは終わり、投資しても
レベル感まで下がってきているのかなと思いますが、この指標自体の見極めはもう少し先かなと。




スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://kendo1015.blog.fc2.com/tb.php/51-4614b9e9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

こぐまけんぜん

Author:こぐまけんぜん
都内在住の30代のサラリーマンです。某国立大学経済学部卒、米国MBA留学経験あり、USCPA資格保有り。論理と直感?のバランスの取れた資産運用を目指し、情報収集・分析中です。将来の夢は海外で剣道の道場を開くこと!!!



最新コメント



最新記事



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR